昨夜はおやすみ工房をお聴きくだ下さりありがとうございました。
「そんな和奏ー!」「りかの時間やよ~」
和奏とりかのコーナーのジングル。
ちょっとラジオっぽくなりましたね!
ラジオなんですけど。
いろいろ考えてやってるおやすみ工房です!
昨夜は「大人になろうとしている僕がいる」という少し重いテーマの曲が生まれました。
歌詞を書いたのは木村。
まずはYouTubeでお聴きください。
実は今回の曲のテーマは木村とよく話していたことだった。
今、縁があって東京から移住してきた家族の方たちと触れ合う事が多い。
そこでよく耳にすることはコロナ禍、子供を学童保育などに預けられなくて一人で家で留守番をさせることも多くなり、その事でとても考えさせられたという話しだった。
そして移住を決断した理由の1つは子供の将来を考えてだと言われる。
この木村が書いた歌詞の後半、
テレビの中のいつもの
ニュースキャスターが 髪型を変えている
僕は知っているよ
大人に なろうとしている
ジャングルの中で
何も知らず 何も触れず何も怖がらず
大人になっていく 僕がいる
ジャングルの中は
傍に誰か いるようでも誰もいない場所
大人なっていく 僕がいる
この歌詞は考えさせられる。
変な言い方だが、子供と言うのは大人に無い観察力を持っており、閉じ込められた中で何もしないのではなく、閉じ込められた環境の中で得ることは大人以上に吸収してしまうところがある。
これが現実だ。
本当に考えさせられることだ。
しかし移住してきた方よりこんな事が聞けるようになった。
子供がゲームをやめて外で遊ぶことを覚えた。
それも教えた訳ではなく自然に。
この言葉を聞いて私が救われたような気持ちになった。
自然。
そう、ここは自然の真っ只中!
そう、ここは自然の真っ最中!
そんなところだ。
本当に自然という物が子供たちを導いているのだと思う。
そして人はやはり自然の中にいることが最も良い事だと改めて知った。
私事だがここで暮らして、血圧検査の結果も良くなった。
お酒も殆ど飲まなくなった。
何よりお酒を呑むにも背景が合わない。
それよりギターを爪弾いてゆったり時間を過ごす。
これは子供達にとっても同じようだ。
今年の2月におやすみ工房で「もうすぐ電車が鉄橋を渡る」という曲が生まれた。
その曲でワードを送ってくれた風太くんという少年。
彼も東京から移住してきた家族の中の少年。
なんとギターを弾き始めた!
そしてこの曲、「もうすぐ電車が鉄橋を渡る」を自分の曲だと思って歌う目標も出来て毎日ギターを弾いている。
風太くんの両親も子供が朝から晩までゲームをしていてこの先どうなるのかと心配していたそうだが、ギターだけでなく外を走り回っているのを見ると、人は人として生きる環境があることに気付かされたと言ってた。
この様なことを木村と話していて、それがきっかけて生まれた「大人になろうとしている僕がいる」という曲。
おやすみ工房が時代に問題を投げかけた歌がまた一つ生まれた。
おやすみ工房にとって大きな存在となる歌がまた生まれた。
そしてこの曲を歌っているりかと和奏と天埜めぐみの歌がいい。
そしてこの曲で和奏の一番いい歌を聴けた。
途中からの、
「コンクリートジャングルの~」
のところ。
和奏ならではの歌だと思う。
それを低いところでサポートしている天埜めぐみのコーラス。
そして後半のりかの歌が響く。
回を重ねる事にバージョンアップしているおやすみ工房だった。
とても良かった。
そして先週初音ミクのバージョンで公開した「ワードじゃなかった!」のおやすみ工房バージョン。
おやすみ工房は人の心を大切にしている。
この2曲改めてじっくり聴いてみてください。
「ワードじゃなかった!」YouTube
さあ、木村が7月からさらにバージョンアップさせると言っていた。
昨日も言っていた。
全てのアコースティック・ギターの弦を張り替えて気合いを入れました。これからはピアノの音にギターを加えてのアレンジにします。
と。
彼の良い強欲。
彼のアタマは絶えず前を向いている。
失敗を恐れないというより、何もかもさらけ出していい所があればそれを勝手に選んで見て聴いてくれたらいいと言ってる。
自分が選ぶ自分ほどダサい自分はいない!
自分で選んだ自分で生きていくのはもうやめた。
木村は還暦を過ぎてそう思ったらしい。
たしかに。
この歳になれば突っ走るしかない。
いや、この歳だからこそ突っ走る。
そしておやすみ工房の周辺にはそんな人ばかりだ。
「生きる」
明日があるって事
「おやすみ工房」
来週もある
戸倉
コメント