戸倉がお届けする〝 おやすみ工房〟のブログ、〝 金曜日の日記〟更新しました。
昨夜は〝 おやすみ工房〟お聴きくださりありがとうございました。
5月の企画「りかの恋物語」小松編、ついに完結しました。
今回はワードが二つ届きました。
「懐かしい缶コーヒー」
「コマツトマト」
そしてりかが、
「待っとってよ」
この3つのワードで生まれたセレナーデが、
「僕の育った街を君に見せたい」
このタイトルから分かるようにとても素敵なセレナーデが生まれた。
このタイトル、二週目に生まれた、
「私の育った町をあなたに見せたい」
のアンサーソングだ!
このタイトルからしてこの「りかの恋物語」は最高のエピローグとなった。
ここで生まれた4曲を紹介しておこう。
待っとるげんよ
私の育った町をあなたに見せたい
撃ち落とした戦闘機
僕の育った街を君に見せたい
ラジオのトークでも言っていたが、正に〝 起承転結〟だ!
そして今回の「僕の育った街を君に見せたい」
とてもステキな曲となった。
歌詞は最後の、
「君に渡したい物があるんだ」
から最後にかけてがこの曲のクライマックス。
そして最後は一作目の「待っとるげんよ」と同じく小松弁で「待っとってや」で終わらせるところが面白い。
この4作の最後を小松弁で終わらせたというのがとてもよかった。
さて、この曲については、後は〝おやすみ工房 〟のギャラリーサイトで聴いてもらってということにして、今回はこの曲が生まれた直後の裏話をお届けします。
いつもオンエアーで曲が出来上がったあと、木村菜緒は曲を見直して一緒にオケを作るこちらのスタッフと打ち合わせをする。
それが今回は少し違った。
収録が終わった後にこちらに届いたメッセージは、
「ちょっと待っててください。一部変えるので。」
だった。
そのやり取りを私は聞いていたのでここで紹介する。
菜緒は、
「やはり歌詞が長いと掴めてないのでちょっと流れを間違った。」
と。
この菜緒の言葉にピアノのY氏が、
「トマトのところだろ?」
と。
菜緒は、
「そう。」
と。
言わなくてもピアノのY氏は分かっていた。
そこのところを菜緒に聞いてみた。
こういう答えが返ってきた。
「やはり歌詞が長くなって曲がいつもより長くなると全体が見えていないので、どうもしっくり来ないことがある。」
たしかにわかる。
そして菜緒は、
「このままでもいいのだが、全体像を見ると、ここは大きなまとまりとして一括りした方がいいのではと言うところがあったので。」
それが「コマツトマトって言うんだね〜」のところだ。
菜緒がいうには、
「散歩の後のお弁当は~」と「コマツトマトって」というところを同じコード、Cからの流れにしているので、この二つを一つにして8小節のかたまりにして大きく捉えて、「コマツトマトって言うんだね」のコードを2度のDmに変えてスムーズに「オシャレだね」の5度(G7)に繋げた方がいいと思ったので。
なんでか?
このトマトのあとの「懐かしい缶コーヒー」
のところが4小節で収まらないのでどうもしっくり来なくて。
だそうだ。
因みにこの曲のkeyはCだ。
コードが分からない人にはなんの事か分からないかも知れないが、菜緒がこういう言い方をしていた。
「簡単に言えば、細切れになっている曲に大きな具を入れるって感じかな?」
まだこの方がわかりやすいだろう。
実はこうやってオンエアーが終わって、菜緒が曲を見つめ直してコードを変えたりしてそれで納得したらオケの制作にかかる。
そして面白いのが、この修正したのを菜緒が自分で歌ってこちらにファイルで送って来ているのだが、それが面白い!
keyも合わない、歌詞も長くてノーブレスのところで息切れ!
もうヨレヨレで歌っている。
それが情けなくて聴いたら笑ってしまう。
ピアノのY氏が、
「これ、YouTubeで公開してやろうか!」
と。
いや、本当にみんなに聴かせたい。
苦し紛れに歌っている、
「僕の育った街を君に見せたい」。
そういうテイクが存在するってことを今回の〝 金曜日の日記〟で伝えたかった。
〝 おやすみ工房〟の裏事情。
「りかの恋物語」小松編は無事に終了したが、これが完成する裏側に存在する、「おやすみ工房裏事情」も沢山生まれた!
さあ、来週、6月4日はいよいよ特別番組、
天埜めぐみの!
〝 神戸のおばちゃんの早く寝 night!〟
だ!
5月の「りかの恋物語」小松編のアレンジ・バージョン4曲は〝 神戸のおばちゃんの早く寝 night!〟Part 2!
午後11時から
手作り工房コサエル
のホームページにてオンデマンド配信でお届けします!
手作り工房コサエル
https://cosaelu.com
6月4日の〝 おやすみ工房〟の特別番組、お楽しみに!
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