昨夜はおやすみ工房をお聴きくださりありがとうございました。
戸倉がお届けするおやすみ工房のブログ、「金曜日の日記」更新しました。
ご覧ください!。
一周年を迎えたおやすみ工房。
この一年を振り返りながらセレナーデを作る為、曲は前もって作ってのオンエアーのだった。
この10月はこういうスタイルで振り返りながらというのは良いと思う。
そして生まれたセレナーデは、「二度目の秋」だ。
木村菜緒が今回は中心になって作り、天埜めぐみとりかの言葉を少しずつ添えた歌詞になっていた。
その歌詞は、
秋なのね そう秋だった
あの時見つけた赤とんぼ
今も追いかけてる
早いものね
もう秋なのね
巡りゆく季節 歌う歌が増えていた
歌に刻まれた秋冬春夏
どれも素敵ね
そして今 また秋なのね
二度目の秋なのね
素敵な歌詞だ。
中でも、
「もう秋なのね 巡りゆく季節 歌う歌が増えていた 歌に刻まれた秋冬春夏 どれも素敵ね」
この歌詞がおやすみ工房の一年を素敵に描いた!
この一年、おやすみ工房は季節を描き続けてきた。
まさにこの歌詞の通り。
そして確かに歌う歌が増えていた。
そう、この一年で40曲もの歌が生まれていた。
そして私がどうしても伝えたいのは、
「あの時見つけた赤とんぼ 今も追いかけてる」
この歌詞がおやすみ工房の始まりが秋だったということ、そしてそこからまだ続いているということをさりげなく、遠慮深く、幼く、優しく歌っているということ。
私はこの歌詞が大好きだ。
これが木村菜緒のセンスだと思う。
一年間一生懸命頑張って来たんだ!
そしてそこには季節を描いた歌がこんなにもたくさんあるんだ!
そしてこれからも続けるんだ!
ここまで一年頑張って来たらこうやって素直に表現して、自分たちの為の応援歌にする手もある。
しかしおやすみ工房はその手を選ばず、この歌「二年目の秋」でこの一年をさりげなく、遠慮深く、優しく歌った。
これがおやすみ工房だ。
今回の番組の中で木村菜緒が毎週曲が生まれているのは「まぐれだ!」と言っている。
この言葉、木村菜緒がこれまでに書いてきた曲についても「全てまぐれだ!」と言い切る。
これは彼の本心だ。
この10月6日にリリースされるりかのアルバム『りかの時間』について彼と話したとにも同じことを話していた。
「今思えばどうしてこういう曲達が生まれて来たのかサッパリ分からない。りかと巡り合ったことが大きな理由だが、それだけじゃない何かがあってそれがまぐれとしか思えない。」
私も本当にどうしてこういう曲達が菜緒から生まれて来たのか不思議に思う。
これはアルバム『りかの時間』でまた触れればいいのだが、このおやすみ工房は毎週三人で毎週まぐれを続けているのだろうか?
音楽だけでなく、作品作る立場にいる人達は多かれ少なかれこういう気持ちはあるのだろう。
私が思うには自分達が精一杯で、振り返る余裕が無いってことなのではと思う。
だから自分たちのやってきた事が最も見えていないのだろう。
だからさりげなく、遠慮深く、優しい「二年目の秋」が生まれたのだと思う。
そして最後の歌詞、
「そして今 また秋なのね 二度目の秋なのね」
おやすみ工房の三人の最も素直な言葉なのだと思う。
今回はミュージシャンからの要望もあり、難しい曲を作ると言っていたのも確かだが、難しい曲作りをしたのは、菜緒が照れくさくてこの歌詞をベールに包んだようにも思う。
おやすみ工房二年目の素敵な始まりとなった「二度目の秋」はギャラリーサイトにて公開しています。
おやすみ工房ギャラリーサイト
二年目のおやすみ工房もよろしくお願い致します。
戸倉
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