2021年1月8日、〝 おやすみ工房〟お聴き下さりありがとうございました。
2021年、最初のセレナーデが生まれました。
ワードは、
こよりが「もちつき」
天埜めぐみが「朝日」
木村菜緒が「お正月」
この年始ならではの三つのワードで生まれたセレナーデは、
「今日はお正月」
これこそお正月と言っていい定番のワードとこのセレナーデのタイトル。
そしてこれこそ〝 おやすみ工房〟だ!
歌詞もスラスラと三人で作り上げていくのだが、最初に「もち」の種類をズラっと並べて始めるところが面白い。
「きなこにあんこに大根おろし さとうじょうゆにのりまき」
こうなれば典型的なコミック・ソングの始まり!
木村菜緒も、
「今日はちょっと手を抜かせていただきます。」
と!
そう、この手の曲は菜緒は頭をひねらず、典型的なブルージーなコード進行を組み合わせて簡単に作ってしまう。
今回はそのスタイルを使ってあっという間に曲を作りあげた。
こういう歌詞ならこよりも天埜めぐみもお得意なのか言った言葉がそのまま歌詞になる。
今回はウクレレを使っているから、それも手伝ってシンプルな曲になる。
さて、このコミック・ソングだけで終わらせないのが〝 おやすみ工房〟だ。
やはりこのコロナ禍。
何かメッセージを曲に入れようと三人は考える。
いつもよりさみしいお正月。
それを、
「今年はみんな集まれないけどお正月はお正月」
そしてサビの歌詞がいい。
「じいちゃんばあちゃん元気かな?おじさんおばさん元気かな?」
で始まり、
「ちょっとさみしいお正月 でも朝日がのぼる」
と、ここでコミックソングがメッセージソングに化ける!
そして最後は、
「じっとしてたらいいことあるよ 春は必ずやってくる」
と続く。
おもちの種類で始まった曲が最後はしっかりしたメッセージ・ソングになるこの展開。
やはり〝 おやすみ工房〟の三人はただ者ではない。
今年〝 おやすみ工房〟は素敵なセレナーデでスタートした。
これは私たちテリアバークスのスタッフにとっても嬉しい。
重苦しいコロナ禍、楽しいメッセージ・ソングがいい。
テリアバークスのオーナーの奥寺も
「これ以上の始まりは無いよな!」
と喜んでいた。
そう、コロナ禍、この先をどう生きればいいのかと思っている人が多い中、重苦しくない軽い楽しいメッセージ・ソングの「今日はお正月」は何より良かった。
実は二月にこよりがリリースする「春になれ」という曲を菜緒が書き上げた。
これは奥寺が菜緒に、今年ならではの春の歌を書いて欲しいと依頼したものだ。
それが昨日完成した。
このコロナ禍ならではの重い歌だ。
重苦しい旋律で始まる3分少しの曲なのだが、その中にいつもの春を呼び寄せようとする明るい旋律も組み込まれていて、とても壮大な仕上がりの曲となっている。
これも今年の始まりの曲としては素晴らしいと思う。
その歌詞もいつもの菜緒の作品でとても深い内容だ。
それを昨日、オンエアーの前に聴いていたから、この「今日はお正月」を聴いて救われたような気がした。
このように2021年の〝 おやすみ工房〟も始まったが、なんとかこのコロナ禍、絶対に続けていけるようにと願っている。
今年も〝 おやすみ工房〟よろしくお願い致します。
奥寺がもう「今日はお正月」をウクレレで歌ってる。
菜緒が今朝、歌詞とコード進行を送ってきたのを見て歌っている。
歌はこうやって歌って広がるっていく。
戸倉
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