戸倉です!
2020/11/6金曜日の夜にもセレナーデが生まれました。
今回3人が出したワードは、
「しもやけ」こより
「めだか」天埜めぐみ
「寝返り」木村菜緒
以上3つだ。
そしてその曲のタイトルは「寒いね」!
このタイトルを聞いて思った。
季節に沿って歌が生まれている。
確かにここ数日冷え込む日も出てきた。
〝 おやすみ工房〟も秋から冬に移りつつあるようだ。
さて、今回の「寒いね」はこれまでの曲の中で最も難しい曲になった。
難しい曲になるきっかけのトークがある。
菜緒(木村菜緒)が、
「ここでちょっとヒネる」
と言っているところだ。
菜緒にしたらちょっと特徴づけようと思ったのだろう。
それを解説すれば、この曲のKeyはGで、3度のBmからDmに流れる、最初の「どこからともなく」のところだ。
3度のBmから5度をマイナーにしてしまうDmの流れところでとても印象的なメロディーになるのだけど、こういう短時間で作る曲としては難しいメロディーを選んでしまったと思う。
その後Am→D7となって元の流れに戻すのだが、菜緒はギターのコードの流れを掴んでいてこのメロディーは簡単だが、それを歌う側のこよりと天埜めぐみにすれば難しかったと思う。
そしてその後の「しもやけ」のところで菜緒はマイナーコードを選ぶ。
これもトークで、
「しもやけだからマイナーで」
と言っている。
なんで「しもやけ」がマイナーだ?
そして菜緒が選んだコードは4度マイナー。
Cmだ。
これも個性的なコードで、このコードを選んだことでメロディーが印象づけられるが、このコードを選んだことによってその後の流れも自然に決まってくる。
ここまで書いてこの曲の前半はマイナーコードを使って印象づけられるメロディーが繋がって出来ているので、ここまで聴けば菜緒が言っているように、確かにヒネった曲になっている。
しかしヒネりが目立ち過ぎる構成になっていたのもたしかだ。
それを菜緒は分かっているので、この後にとてもシンブルな流れを作っている。
「どこからともなく 冬がやってくる」
のところだ。
G→Em→G→Emのコードを選んでシンプルなホッとするメロディーを持ってきて曲を地に足つけた。
恐らく菜緒はこう思ったんだろうと思う。
「ちょっとヒネり過ぎたのでどこかで戻さなくては!」
と。
私もギターを弾いていたので、今回の「寒いね」のコードの流れはとても面白いと思ったので、こういうことを書いたが、今回の曲作りはとても面白いと思った。
しかし菜緒はヒネって焦ったと思う。
トークの中でも伺える。
「なんとか元に戻さなくては!時間が無い!
」
だったのだろう。
そしてキッチリ元に戻して曲を作り上げるのが菜緒だ。
しかしこよりと天埜めぐみも大変だったと思う。
音楽をやってきた積み重ねが無ければこの流れには着いて来れない。
ここで改めてお疲れ様と言いたい。
そして最後に歌詞についてだが、こよりが出した「しもやけ」?
しもやけは確かに昔はよくなった。
しかしいつの頃からか、しもやけにもならない冬になった。
こんな時代に「しもやけ」というワードを選んだこより?
やはり独特なワールドにいるようだ。
「めだか」は目に映るものとしてクリアし、最後は強引に「寝返り」うって寝よう。
なんとかワードを繋げてゴールにたどり着いた。
「木枯らし一号」という言葉がタイムリーでいい。
今日はマニアックな事を書いてしまったが、今回の〝 おやすみ工房〟は大冒険をしたようで面白かった。
菜緒からすれば使いたいコード進行は数え切れないほどあるだろう。
菜緒が作っている曲を聴けば分かるが、この限られた時間の中でそういうコードをこれからどうやって出してくるか?
それを思うとこの〝 おやすみ工房〟
のネタは尽きない。
そして天埜めぐみの生活から出てくるリアルタイムなワード。
こよりのどこから出てくるか分からない不可解なワード。
そして菜緒のヒネったワード。
3人のキャラクターも色濃ゆくなってきた!
来週も楽しみだな。
今回の〝 おやすみ工房〟は、テリアバークスの取引先など関係者を招待して、放送と同時間にテリアバークスのサーバーから高音質でオンデマンドで流して聴いて頂いた。
皆様聴いて下さり、絶対に続けて欲しいと言って下さった。
ぜひ続けて欲しい。
菜緒もこの番組で軌道修正しているようにも伺える。
昨日、菜緒が菜象として書いたばかりの「茜」という曲を聴いた。
とても暗い歌詞でメロディーはアレンジがとても斬新でカッコイイ。
菜緒ならではの曲だ。
〝 おやすみ工房〟とは真逆と言ってもいい曲。
こういう「茜」という曲を書く菜緒が〝 おやすみ工房〟で生み出す曲は軌道修正しているように聴こえる。
だから続けて欲しい。
さて、〝 おやすみ工房〟の作品をしっかりアレンジして作品化する事も始まっている。
〝 おやすみ工房〟はこれからもっと面白くなります!
皆様、お疲れ様でした。
戸倉
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