戸倉がお届けするおやすみ工房のブログ〝金曜日の日記〟
今回のタイトルは「楽器は寝かせておくものではない」
昨夜は〝おやすみ工房〟をお聴き下さりありがとうございました。
昨夜は応募で届いたワード「温泉」
そしてりかが「まぶしい」
天埜めぐみが「引越し」
そして生まれたセレナーデは「引越しの朝」でした。
今回も今の季節に沿ったセレナーデが生まれました。
この曲を聴いて私も「引越しの朝」を思い出した。
それも最近のことだ。
前日にしっかり準備していなくて、当日の朝になって慌てたことが最近あった。
そう、最近。
私は最近京都から長野に引っ越したのだが、その時、トラックが来る時間までに荷物の準備が出来てなくて慌てた。
ではなぜ荷物の準備が出来てなかったか。
片付けをしていたら何年も触っていないギターを見つけた。
本当にこのギターがあったことを忘れていたのだ。
ちょっと小ぶりのカナダのアコースティック・ギター。
京都の楽器屋で見つけて、サンバーストで、ルックス的にもブルースを弾くにはピッタリだと思って買ったギターだ。
買って何回か弾いていたのだが、仕事に追われて弾くことも少なくなってケースに入れて息子が使っていた部屋に置いたまま忘れてしまっていた。
このギターを見つけて忘れていたことに気づいてショックだった。
そしてそのギターだけでなく、片付けていたらいろんなものが出てきてその思い出に浸っていたら片付けが進まなくて引越しの朝に慌てたと言うことだ。
これは〝おやすみ工房〟とは関係ない話しなのだが、昨夜の〝おやすみ工房〟を聴いてそのギターのことを思い出した。
そして昨夜、そのギターを久しぶりにケースから出して弾いてみた。
そんなに高価なギターではないのだがいい音がする。
そして昨夜の「引越しの朝」を弾いてみた。
今回はそんなに難しいコードが出てくる曲では
なかったので良かったのだが、〝おやすみ工房〟が久しぶりにこのギターを弾くきっかけを与えてくれた。
そしてある事を思った。
ワードではないのだが、このギターを菜緒に弾いてもらってセレナーデを作ってもらいたいということ。
正直なところ衝動買いしたギターだ。
あまりにデザインも良くて値段もそんなに高くなかったから買ってしまったギターだ。
そして今朝、行動に移した。
ギターを京都の楽器屋でメンテナンスして菜緒に送ってというか、贈って〝おやすみ工房〟でこのギターを使って貰うことにした。
今日は私個人の話しばかりで申し訳ない。
このギターで生まれるセレナーデをぜひ聴いてみたい。
〝おやすみ工房〟ってそういう楽しさもある。
「引越しの朝」で弾いていたギターはYAMAHAのFG-350と言ってもう50年近く前のギターだ。
YAMAHAではこのFG-350とFG-180は名器と言われ、今では当時の値段より高く取引されている。
昨夜菜緒が弾いていたFG-350はヘビーゲージ(太い弦)を張るために作られたというしっかりしたギターで、当時のオレンジラベルの物は本当にいい。
なんとそのFG-350が新品とまではいかないが、驚くほどに最高のコンディションで北海道にあるのをテリアバークスのオーナーの奥寺が見つけて手に入れて菜緒に贈ったギターだ。
菜緒に送る前に私も触ったが、これが本当に50年近く前のギターなのかと思った程に最高のコンディションでよく鳴るギターたった。
余談だが、〝おやすみ工房〟に出演しているりかも恩師に貰ったギターがこのYAMAHAのFG-350だったそうだ。
すごい偶然だ。
菜緒がそのYAMAHAのFG-350で〝おやすみ工房〟のセレナーデを生み出していると思うと、私のこのギターでどんなセレナーデが生まれるのか楽しみになる。
そのギターがこれだ。
アート&ルシアーというブランドでこのフォークメイプルバンガードってのはもう今は中古でしか出回っていないらしい。
菜緒がブルージーなギターを弾いたらピッタリの音だと思った。
ルックスもとてもいい。
2011年に買って丁度10年。
このギターの音色がラジオから流れると思うとワクワクする。
楽器は寝かせておくものではない。
今日は私の事ばかりでこの〝金曜日の日記〟を書かせていただいたが、昨夜の〝おやすみ工房〟を聴いてまたこのように楽しみが出来た。
最後にもう一度言うが〝楽器は寝かせておくものではない〟
Art&Lutherie Falk Spruce Burgundyの音色で生まれるセレナーデ楽しみだ。
戸倉
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