2021/2/19「バレンタイン」誕生!

金曜日の日記

戸倉がお届けする〝おやすみ工房〟の金曜日の日記。

昨夜は〝おやすみ工房〟をお聴きくださりありがとうございました。

昨夜は「チョコレート」「ちょっと好き」「好きな人」の三つのワードで、この時期にピッタリの「バレンタイン」というセレナーデが生まれました。

ワードを送ってくださりありがとうございます。

さて、今夜のセレナーデは!

keyがGで、

Cadd9→D/C→Bm7→Em

このとても美しいコードの流れを素直に取り入れているのだが、出だしのブレークがとても印象的で、聴いた瞬間に惹き込まれてしまう。

この辺りはやはり木村菜緒はの音楽のひきだしの多さだなと思った。

この流れの後にEmから始まるマイナーの旋律に歌詞をのせて一気にエンディングに持っていく。

そしてエンディングでは最初の美しいコードの流れからは想像がつかない、これまたマイナーの旋律の意味深なメロディーで終わらせる。

短い曲でこういう展開に持っていく辺りは木村菜緒の世界だなと思った。

そしてチョコレートが嫌いな女性を描く歌詞が面白い。

「嫌い」から始まり、最後は「好き」と言う展開に変わるのも面白い。

昨夜の「バレンタイン」は、これまで〝おやすみ工房〟で生まれたのセレナーデの中でも面白い存在になった。

さて、昨夜はりかが独特な個性を発揮して面白かった。

やはり彼女は異次元の女性だ。

私も始まりの「絶賛制作中」と言う言葉で笑いが吹き出してしまった。

一杯呑みながら一緒に聴いていた永野氏もこの言葉に吹き出していた。

そして昨夜は天埜めぐみのツッコミのタイミングもピッタリで随所に「笑い」があった。

この〝おやすみ工房〟が始まった頃よりりかが前に出てくるようになって面白くなってきた。

さて、〝おやすみ工房〟を聴いて下さる方が増えてきて私も嬉しいのだが、あるリスナーからこんな話しを聴かせていただいた。

今、この番組を他の地域に広げる為に、ギャラリーサイトからの再放送オンデマンド配信だけでなく、メディア関係者限定で、これまでの全ての放送をオンデマンド配信している。

それを聴かれたある方より面白い話しを聞かせていただいた。

その方のお母さんが老人ホームに入っておられ、この番組を再放送オンデマンド配信で聴いて下さっているそうだ。

聴くきっかけは当然その方が番組の事を伝えてのことなのだが、それを聴いてくださり、それも毎週聴いていただいているとは私も嬉しいより驚きの方が強かった。

それでその方から聞いたことなのだが、毎週生まれてくる曲が高齢者の方に素直に届いているとのことだ。

お気に入りは、2月の「豆キライ」、12月の「おじいちゃんとの思い出」そして初めて生まれた「秋なのね」など、ほとんどの曲をしっかり覚えて口ずさんでられるそうだ。

その話しを聞いて私も改めて全ての曲を聴いてみた。

そこにはまず、季節に沿って生まれるセレナーデがある。

そして「おじさんにプレゼント」「間違えた!今日は夜勤!」のようにその時、瞬間の出来事、ハプニングも取り入れたセレナーデがある。

それを短い曲に仕上げているのも高齢者の耳に素直に届いている理由の一つだろうと思った。

そしてもう一つ、とても嬉しい知らせが届いた。

なんとその方は、老人ホームに入られているお母さんにウクレレを贈られたそうだ。

その方の話しによると、このコロナ禍、面会もガラス越し、そしてこれまでのようにいつでも会えるという環境も奪われ、スマホ、タブレットでのやり取りが増えて、お互いに何かしなくてはと言うテーマを話されていたそうだ。

そんな中、老人ホームでも色んな事に取り組まれていたようで、なんとウクレレを弾くグループもあったそうだ。

それも手伝ってウクレレを贈られたそうだ。

そしてもっと嬉しいことが、「秋なのね」を練習して歌って下さっているそうだ!

それだけではない。

「おじいちゃんとの思い出」はウクレレを弾くもう一人のおばあちゃんとの練習曲になっているそうだ。

まさか〝おやすみ工房〟のセレナーデがこのようにおじいちゃん、おばあちゃんに届いているとは思わなかったので驚いた!

そして嬉しかった!

天埜めぐみが頑張って書き続けている可愛いコード譜も印刷して渡してられるそうだ。

長くなってしまったが、〝おやすみ工房〟は私たちが考えていたところとは違う方向でも受けいれられている事を教えられた。

それも〝おやすみ工房〟だけにとどまらず〝ウクレレでウクレよう!〟などみんなが頑張って作り上げているものも一緒に受け入れられている。

そして今回の話しを聞かせていただいた方にこんな事を言われた。

〝おやすみ工房〟は限られた中で作るので、相当大変な作業だけど、曲作り、その後のホームページでのフォロー、ウクレレサイトでのフォロー、全てがとても丁寧に取り組まれて積み重ねられているのでこれからもっと楽しみです。

長くなったがどうしても伝えたかったので書かせていただいた。

さあ、来週は作品をアレンジしてお届けします。

〝おやすみ工房〟おたのしみに!

戸倉

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