2021/2/5の〝おやすみ工房〟お聴きくださりありがとうございました。
今回は特別企画で2曲のセレナーデが生まれました。
応募で届いたワード
「鬼は外」
りかが出したワード
「気持ち」
天埜めぐみが出したワード
「豆キライ」
そして生まれたのセレナーデが
「豆キライ」
そして今回は上方漫才ではみんながご存知のはるかかなたのかなた師匠からワードが届いた!
これは木村菜緒が土曜日の夕方6時から同じくたんなん夢レディオでオンエアーしているラジオ番組〝坊主めくり〟で共演している結城ひろしさんのご縁で届いたワードだった。
そのワードが、
「吹くの髪」
そしてこのワードで、木村菜緒がすぐに曲が出来てしまったという、
「吹くの髪」
この2曲が今回の〝おやすみ工房〟で生まれた。
さて、「豆キライ」について。
やはり〝おやすみ工房〟は季節に沿った曲が生まれる。
今回は節分の鬼の気持ちになって描く曲。
発想が面白い。
届いたワード「鬼は外」から始まるのだが、歌詞の中の、
「鬼の心人知らず」が全てを物語る。
そして、
「投げる豆にも痛みが宿る」
「鬼が恵方向き泣いてる」
と、私的にはとても伝わってくる言葉を上手に選んだなと思っている。
最後の終わり方が面白い。
「豆キライ」
これはどうも子供の鬼を描いているらしい。
そう、子供の鬼と言われて聴いたらこの歌がより重くなって心に響く。
これは私の話だが、この歌、今の時代にピッタリだと思う。
まあこの鬼を誰に見立てるかは人それぞれ。
人間が支配するようになったこの地球上で人間はなんでもかんでも都合良く捉えて身勝手に生きている。
鬼もそうだ。
鬼というのは人間の心が生み出すもの。
それを心の外に出した途端に悪者にする。
この歌の、
「鬼の心人知らず」
まさにその通りだ。
鬼からすれば、
「お前たちの心の中で生まれて育ったものを勝手に放り出しやがって!」
となるだろう。
人間という動物は長く生きれば生きるほど余計な知恵をつけてどんどん身勝手に育つ。
こんな事を書いている私も身勝手な人間。
〝おやすみ工房〟で三人が作った歌を題材にして好きな事を書いている。
しかしこの「豆キライ」は私にとっては大切な歌になりそうだ。
心に響いて考えさせられた。
さて、重い話しはこれくらいにして「吹くの髪」だ!
はるかかなたと言えば私も京都なのでよくテレビで観させて頂き笑った。
そのかなた師匠より届いたワードが「吹くの髪」。
木村菜緒が言ってるように素敵なワードだ。
すぐに歌詞が生まれたと言っている。
何となくわかる。
ワード自体に素材が込められているとでも言うのか?
しかしそれだけでは収まらない。
舞台、上手と背景を明確にすることではるかかなたのお二人の姿が目に浮かぶ。
この辺りの曲を作り上げる完成も上方の芸では?と思う。
木村菜緒はコテコテの関西人。
関西人というのは真剣に考えているように見えても、その裏で必ずオチを探し回っている。
その典型的なのが木村菜緒だ。
まあ彼にすればこの辺りの作品は勝手に湧いて出てくるのだろう。
そしてこの「吹くの髪」の初音ミクの歌。
いい雰囲気が出ている。
彼は初音ミクを上手く使っていると思う。
それだけではない。
なんと天埜めぐみがイントロ、曲の中でウクレレを弾いているが、その弾き方が面白い。
ハンマリングオンだけで弾いている。
その音は「プインプイン」だ。
やはり彼女も関西人なのだと思った。
ウケを狙うという事を考える前に、こういう変わったことに対して、「やったろか!」となってしまうのだろう。
ウクレレの音色も聴いてみてください。
そしてこの「吹くの髪」は〝おやすみ工房〟のギャラリーサイトで無料配信している。
YouTubeでも公開している。
今回の〝おやすみ工房〟は特別企画となったが、この「吹くの髪」というワードがまた〝おやすみ工房〟に大きな足跡を残してくれることになった。
はるかかなたのかなた師匠、ありがとうございました。
またこれからもお聴きください。
それと最後に、今回ワード「鬼は外」を応募して下さった方、なんと86歳で歌うことが大好きなおばあちゃんだと!
どのようなきっかけでこの〝おやすみ工房〟を聴くことになったのかは分かりませんが、我々としてはとても嬉しいことです。
ありがとうございました。
〝おやすみ工房〟は何が起こるか分かりませんが毎週金曜日夜にセレナーデが生まれます。
これからも〝おやすみ工房〟をお聴きください。
ありがとうございました。
戸倉
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