戸倉がお届けする〝金曜日の日記〟。
2021/3/5 〝おやすみ工房〟をお聴きくださりありがとうございます。
今回は応募で届いたワード二つ。
そして天埜めぐみが出したワードでセレナーデが生まれた。
応募で届いたワードは、
「始発電車」と「大好きな小説」
そして天埜めぐみが「出会い」
そして生まれたセレナーデは、
「最終電車」
ワードの「始発電車」の真逆である「最終電車」という曲を作ってしまうところが〝おやすみ工房〟らしい。
ラジオでも言ってるように木村菜緒が応募で届いたワードで曲の構想が出来てしまったので一気に作り上げてしまった。
聴いてられる方からすればどうしてこんなに簡単に曲が生まれるのかと思われるだろうが、今日はその辺に少し触れてみることにする。
まず歌詞、木村菜緒が言うには、
「考えて考えて作るということはあまり無い」
と言う。
菜緒としては考えて考えて作った作品はあまり面白くないという。
〝おやすみ工房〟の場合は時間が無いから尚更深追いせずに思いついた言葉と言葉のリンクを繋げていくことが一番大切だと言う。
普段歌詞を書いている時も深追いは禁物だと言う。
思いついたその直感を大切にすればいい方向に繋がっていくというのが木村菜緒の持論のようだ。
彼の場合はそういう作業を繰り返して来ているので言えることなのだろうが、最初の直感が次に繋げていくというのはなんとなく分かる。
深追いして違う方向を沢山見つけることが良くないと木村菜緒は言うが本当にそうだと思う。
曲というのは狭い視野の中で進みながら作っていくとも言ってた。
広い視野を見たらどこへ行ったら良いか迷うばかりだからあえて視野を狭めるらしい。
その狭い視野にあるものを結びつける事を彼は大切にしているという。
ちょっと難しい話しになったが、普段からこういう事を考えている木村菜緒にとっては、歌詞は冒険旅行のようなお遊び感覚なのかも知れない。
まあ彼の発想力は確かにスゴいと思う。
菜緒が面白い事を言ってた。
オレには「始発電車」とすれ違う「最終電車」がいると!
そう、これがまさしく木村菜緒ワールドだ。
今回の曲作りはそういう木村菜緒が構想を打ち立ててあっという間に作ってしまった。
「大好きな小説」の中のストーリーを作ってそれを現実と絡める。
菜緒はこういうやり方をしっかり身につけているのだろうと思う。
そして“りか”も天埜めぐみもこういう菜緒の作り方を分かってきているからトークも面白い。
最近思う。
毎回曲作りはしっかりしているが、回を重ねる毎にお笑い番組化している傾向がうかがえる。
その理由は “りか” がどんどん放し飼いされて面白くなってきているようだ。
彼女が少し人と違う周波数でウロウロ遊ぶようになってきた。
彼女も“りか”と名前を変えて「春になれ」をリリースして大きな存在となってきた。
ところで天埜めぐみがとても面白い企画を進めている。
子供にウクレレを教えて、教えるだけじゃなくて子供と一緒に曲を作るそうだ。
これはとても良いと思う。
〝おやすみ工房〟が〝おはよう工房〟となってまた歌がたくさん生まれるのかと思うと楽しみになる。
天埜めぐみが歌っている「おはよう」がとても好評なのも付け加えておく。
何やらアフリカのボツワナでチャート6位になったそうだ。
このように〝おやすみ工房〟の背景にも色んなことがある。
これくらいにしておこう。
これからも〝おやすみ工房〟はこのような背景の中でもっともっと面白くなっていきます。
来週もお聴きください。
戸倉
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