あけましておめでとうございます。
戸倉がお届けする〝 おやすみ工房〟のブログ「金曜日の日記」。
今年は元旦の夜に〝 おやすみ工房〟のオンエアー。
ドラマチックな2021年の始まりとなった。
さて、世の中は新型コロナウィルスに振り回されされて全ての人が追い込まれている。
私の友人も数人感染して苦しんでいる。
感染した人が口を揃えて言う。
「絶対に感染したらいけない。コロナを甘く見てないけない。」
と。
後遺症が酷くて苦しんでいる人もいる。
そして感染した人が言うこと。
「誰とも会えなくなるのがこんなに心細いとは思わなかった。」
と。
肉体的だけでなく精神的にも追い込まれて、元気だった友人が変わり果てたメールを送ってくる。
この新型コロナウィルスは本当に人を変えてしまう恐ろしいウィルスだと実感する。
誰が感染してもおかしくない状況にどんどん追い込まれている。
そんな中、昨夜の〝 おやすみ工房〟を聴いてくれた私の姪っ子がこんな明るい電話をくれた。
「パンがうなずいた」をやりたいからウクレレ欲しいんだけどどこで買ったらいいかな?どんなの買ったらいいかな?
と。
私は救われた気がした。
まさか姪っ子がこんなことを言って来るとは想像もしなかった。
姪っ子は京都の山奥の実家に戻り、両親と暮らしている。
音楽はよく聴いていたが別にそこまで好きとは思えない姪っ子だった。
その姪っ子が選んだのが「パンがうなずいた」だ。
どうしてと聴くと、
「最後のパンがうなずいたを歌いたいから。」
と?
まあいい。
気に入ったのならどんなきっかけでもいい。
実は昨日、木村菜緒が曲を書いているサミというシンガーソングライターが、これも木村菜緒がまさよしというユニットに書いた「明日へのお土産」という曲を自分でコードを拾って一日かけて練習して歌ったそうだ。
それを今朝からこちらのスタジオで歌っている。
本来なら今日はこちらに来る予定じゃなかったのだが、未明に山梨を出てこちらに来た。
スタジオに入って何かに取り憑かれたようにギターとウクレレを持ち替えて歌っている。
実は彼女も今、母親の病気のことで大変な状況の中で暮らしている。
昨夜の〝 おやすみ工房〟を聴いて無性に歌いたくなったそうだ。
彼女はもう10年以上シンガーソングライターとしてライブも重ねて来ているから何を歌っても自分の歌にしてしまう力がある。
そのサミが歌う「明日へのお土産」はギターを掻き鳴らしてパワフルな歌だった。
そしてなんと彼女も「パンがうなずいた」を歌った!
そして彼女が言ったことは、
「こういう曲が元気の素です!」
たしかにギターを掻き鳴らして元気な「パンがうなずいた」だった。
姪っ子と言いサミと言いどうして「パンがうなずいた」なんだと思った。
しかし昨夜の〝 おやすみ工房〟はみんなしっかり聴いてくれたと思う。
色んな反響が届いた。
そして音源を欲しいと。
(これに関しては少しお待ちください。しばらくはYouTubeとテリアバークスのサイトでのストリーミングでお楽しみください)
やはりアレンジをして作品になると曲の存在感が変わる。
今回アレンジしてお届けした、
「秋なのね」
「寒いな」
「パンがうなずいた」
「白い海」
「おじいちゃんとの思い出」
どれも全く違うスタイルで聴きごたえがある。
〝 おやすみ工房〟にとっては大きな節目のオンエアーとなった。
さて、今年から〝 おやすみ工房〟は毎月末のオンエアーは今回のように作品を振り返る内容にします。
そして今回のようにアレンジをした作品にしてお届けします。
しかしこれを続けたら本当に大変な番組になる。
絶対に続けて欲しい。
いや、私達も出来る限りサポートして続けていけるようにする。
〝 おやすみ工房〟2021年か始まりました。
戸倉
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