金曜日の日記
昨夜はおやすみ工房お聴きくださりありがとうございました。
昨夜は三つの応募が届きました。
「神無月」「エスプレッソ」「一杯のコーヒー」の三つのワードを送って下さったリスナーの皆様、ありがとうございました。
そして生まれたセレナーデは「神無月のころ」
今回はこれまでに無い曲調で聴いている私も「こう来るか!」と驚きました。
改めてギャラリーサイトで聴いてみてください。
おやすみ工房ギャラリーサイト
歌詞は天埜めぐみらしい独特の世界を描いた。
古語など取り入れているが、「いとおかし」が印象的だ。
そして「ミルクコーヒー」から「エスプレッソ」に。
確かにそうだった。
私は学生の頃は「エスプレッソ」じゃなく「ミルクコーヒー」だった。
この「ミルクコーヒー」、私は京都生まれ京都育ちなのでこの言葉が色んなことを思い出させてくれた。
近所にイノダコーヒーがあったのでよく通った。
ガーデンがある本店で一人で何を気取ってかよくコーヒーを飲んでいた。
このイノダコーヒー、高田渡さんの「コーヒーブルース」でも“イノダコーへ行かなくちゃ 三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね ”と歌っている有名なコーヒー屋だ。
ここは何も言わなかったらコーヒーにミルクが入って出てくる。
そして角砂糖が印象的だった!
そしてここで当時京都に住んでいた木村菜緒ともよく会って話しをした。
40年近く前のこと。
今ではこのイノダコーヒーも観光の名所となり、大衆的な雰囲気が少し薄れてしまった。
それがいいか悪いかは人それぞれ。
この「神無月のころ」はこの頃の景色を思い出させてくれた。
しかし菜緒がこういうスタイルで曲を付けるとは想像出来なかった。
ギターで同じ繰り返し。
三つのコードを行ったり来たりして繰り返す。
この音がとても印象的で、歌詞を引き立てている。
こういう発想が出来るってところが彼の音楽の引き出しの多いところだ。
そして昨夜、木村菜緒が弾いているこのギターを真似て弾いてみた。
わかってやったのだが、これ、いざ弾いてみるとなかなか難しい。
単調な繰り返し。
昨夜はその単調な繰り返しにハマってしまい、どれくらい弾いていたか?
弾けば弾くほどはまりこんでしまう。
すると横でラジオを一緒に聴いていた奥寺氏が、
「あー、こんなの弾いてると落ちるんだよ!底に底に!戸倉、体悪くするぞ!」
と言って最後はギターをかき鳴らして、
「戸倉、逃げろ逃げろ!」
た叫んでいた。
しかしその横で北海道から来たシンガーソングライターの若い?(自称おばちゃん)女性が、
「こういうの好きです!遠くへ行ってきまーす!」
と言って繰り返し弾いていた。
まだある!
私がこれを弾いていると家内が何故か般若心経をこれに合わせて唱え始めた。
その時の外の気温はマイナス3℃!
家内の般若心経がとどめを刺してこの単調なギターの繰り返しは終わった。
この「神無月のころ」のアレンジバージョンが楽しみだ。
いや、もう木村菜緒は作り始めている。
少し聴いたのだが改めて「コイツは病んでいる」と確信した。
さあ、来週はそのアレンジバージョンをお届けします!
楽しみだ!
ぜひお聴きください!
戸倉
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