奥寺です!
昨夜の〝 カフェ爺〟からこよりなあまのな〝 カフェ爺〟になった。
その事で菜緒と話したのだが、その話しは‘ いい意味でもがいて生きている’って話しだった。
菜緒が言うには、コロナ禍、音楽を生み出すってことに関しては、「今しかないでしょ!」と言われ続けているようで仕方ないという。
よく分かる。
テリアバークスのミュージシャン達も朝から晩まで楽器を弾いている。
みんなが言う。
外からの物を求めては今の時代が無駄になる。
内から、自分から生まれる物を見つけて手に入れるしか今の時代を強く生きていけない。
このコロナ禍、俺たちにとっては自分を見つめて自分を試すいい機会になったのかも知れない。
菜緒は「おやすみ工房」で自分を試すだけでなく、自分をリセットしているという。
何も難しいことを考えないで音楽を作る。
これ、菜緒にとって最も自分に求めていたことらしい。
こよりの楽曲を聴いたらたしかに難しいことをやってると思う。
最近の若者は当たり前のようにやれることだが、還暦を過ぎた、それもブルース、ソウルジャズと言った音楽の中で育った菜緒にとっては相当大きなハードルを乗り越えて今の音楽を作っている。
しかしそれをやっちゃうところがスゴいからテリアバークスのミュージシャン達も喜んでやってる。
そんな中の「おやすみ工房」。
いいじゃない。
週末の午後10時からの番組でその日のセレナーデ‘(小夜曲)を作る。
番組の中なのでどうしても制限される。
その制限をあえて求めて作る。
こうやって自分を追い込む。
そしてもがく。
これなんだな。
自分に負荷をかけて自分の可能性を探る。
菜緒は結城ひろしとやっている「坊主めくり」でも同じことをやってる。
〝 百一人目の一首〟で百人一首を選んでそれをギターで弾き語る。
これも何度も歌うのではなく、瞬間的に弾き語る。
そして「坊主めの恩返し」でお世話になった思い出に恩返しというテーマで作る曲。
これ、相当グレードが高いよ!
ミュージシャンも参加してるがみんな手を抜かない。
今このコロナ禍、音楽の仕事なんて無くて当然。
じゃあ何もしなくていいのか?
今はがむしゃらに自分の中の物を吐き出すってのもいいじゃない。
それに対する評価なんて誰も考えていないし求めていない。
これ、やってること全て、みんな自分の為なんだな!
今、最も自分の為にいろんなことが出来るんじゃないかな。
「秋だな」 と思ってたら、 「秋なのね」 って曲が「おやすみ工房」で生まれた。
久しぶりにギター持ってこの曲歌ってみるかな!
奥寺
「秋なのね」 https://terrierbarks.com/oyasumi/
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