「言葉で読み解く見えるおやすみ工房」台本・イラスト公開

再放送のご案内

2022/12/30にオンエアーされた「言葉で読み解く見えるおやすみ工房」の台本にみやりかのイラストを添えて公開します!
再放送をYouTubeで聴きながらご覧ください!
省かれているところもあります、

言葉で読み解く見えるおやすみ工房…YouTube

以下は天埜めぐみが作った台本です!

♪帰ろう…オープニング

時刻は10時になりました。みなさまこんばんは。天埜めぐみです。

今お届けした曲は今年1月に生まれた「帰ろう」です。

何年も帰省を諦めていたけれど今年は「帰る」と決めていらっしゃる方も多いと思います。

もしかしたら今、この時間も移動中の方もいらっしゃるかもしれませんね。

この歌詞のように雪国に帰る方、どうか無事に帰れますように。

さぁ、いよいよ明日は大晦日です。

歳を重ねるごとに月日の過ぎるのが早いな~と感じます。

小さい時は一日がとっても長くて「退屈」という言葉が当てはまる時間がありました。

退屈な時はひたすら洋服ダンスに向かって逆立ちをしていたことを今思い出しました。

逆立ちをして何秒たんすの支え無しに逆立ちしていられるか?とかしていました。

いつからでしょうね?「退屈」という言葉は生活の中で使っていない気がします。

一日中せかせかと時間に追われている気がします。

リスナーの皆さんはどのような一日を過ごされていますか?

2022年はどんな1年でしたか?

素敵なエピソード、笑える出来事などあればLINEでもメールでもいただけると嬉しいです。

さて、2022年、おやすみ工房は春に和奏ちゃんが加わり、スタッフも増えてワイワイガヤガヤ

あーでもない!コーデもない!

あーしては?こーしてみる?などと次から次と枝葉が広がりました。

番組が始まった2020年の秋が葉っぱは3枚だけの小さな鉢植えだとしたら

3年目の今は作った曲も90曲になり植え替えした鉢から根っこがはみ出している根詰まりの鉢植え状態ではないでしょうか?

季節を越えるごとに幹も太くなり、枝も増えています。

毎週産まれる曲を葉っぱだとしたらモリモリですよね!

そろそろ地面に植え替えの時かもしれせんね。

今夜は大きくそだったおやすみ工房の木の中から

今夜のおやすみ工房は2022年の作品をピックアップしてお届けします。

コサエルCM

「言葉で読み解く見えるおやすみ工房」始まり始まり~

言葉で読み解くという部分は

スタッフでおやすみ工房を語りたい方を探して、その方たちにおやすみ工房の曲の歌詞を切り取っていただき、その歌詞を背景に思うことを語っていただきました。

見えるおやすみ工房の「見える」という部分は

切り取られた歌詞や曲のイメージをみやりかさんがイラストを描きます。

それが「言葉で読み解く見えるおやすみ工房」今年最後のおやすみ工房です。

それでは早速最初の曲を紹介させていただきます。

♪あさぼらけ

歌詞  フリースを羽織りお白湯を一杯

三重県 彩葉(いろは)さん  ありがとうございます。

この歌詞、勝手ながら私そのものの光景です。

冬は朝起きるとこうやって15分くらいぼーっとする。

朝のルーティン。

その時には音もない、当然テレビの映像もない。

部屋の景色を見ながらのひととき。

さてこの曲の、「ルーティン」という言葉もですが、この「フリース」という言葉。

私が若かった頃は無かった言葉。

しかし今、「フリース」と聞けば温かくなる。

だからこの曲、とても寒い光景から始まるけど、この、

「フリースを羽織りお白湯を一杯」

というここから一気に温かくなる。

部屋の中に入れてくれる歌詞。

だからこの歌詞のところがとても好きです。

私の言葉で言うと、

「上着を羽織って温かいものを一杯」

これが、

「フリースを羽織りお白湯を一杯」

に変わることでとても贅沢な気分になるのは私だけでしょうか?

言葉って不思議です。

だから私にとってはこの歌詞がとても好きなのです。

以下天埜

この曲、イントロから冬の早朝って感じで曲を聞かせてもらったときに

凄いなーって感動しちゃいました。

そしていろはさんがおっしゃるようにフリースを羽織り温かくして

お白湯を飲んでさらに身体の内側も温かくなる。

この「あさぼらけ」は雪の早朝の光景を短く描いた作品です。

実はいろはさんと同じく私の朝の光景がヒントになって歌詞を描きました。

雪国で暮らしていると冬の朝の明るさと静けさは「もしかして雪?」と感じるようになりました。

いつもより早く目がさめて、フリースを羽織ってキッチンに向かい

お湯を沸かすことから始まる一日、

誰も起きてこない自分だけの至極のひと時でもあります。

冬の朝、外に出ると一面に霜柱が広がっているのを見たことがありますか?

♪りかの大冒険

歌詞  霜柱踏んだ時の音が好き

京都府 宮原さん ありがとうございます。

この歌詞、とても懐かしく思いました。

皆様ご存知ですか?

霜柱を踏んだ時の音

私が小学生の頃、通学する時の楽しみでした。

京都の山間部。

朝はあちらこちらに霜柱があった。

今も霜柱を踏んで通学している子供もいるでしょうね。

しかしおやすみ工房の曲で、

「大人になろうとしている僕がいる」の歌詞で、

「遠くのラジオで霜柱を踏む音が好きと言っている」

という歌詞があります。

おやすみ工房はこうやって曲と曲がリンクされているってのも面白いですね!

この歌のように都会の子供たちには経験出来ないこと。

私は思う。

霜柱を踏ませてあげたい。

あの感触はたまらないです。

ザクッという音がしっかり耳に残っています。

あの感触を子供たちに!

以下天埜

霜柱ってご存知ない方もいらっしゃるみたいですねー

って、じつはおやすみ工房のプロデューサーのクマガイさんがね、勘違いされていたみたいで、稲刈りをしたあとの稲株のことだと?勘違いしていたらしいですよ。

でもよかった、おやすみ工房の曲で勘違いに気付けましたね。

宮原さんのおっしゃるとおり、霜柱を踏むなんて都会の子供達には経験できませんよね。

田んぼや畑がなくても霜柱ってあるところにはありますよね。

わたしも神戸で霜柱踏んでましたよ。

でもわざわざ踏みにいかないといけないのが霜柱なのではないでしょうか?

アスファルトの道路や歩道、階段には霜柱はないですからね

階段の横の雑草が生えているところにあるんです。

リスナーの皆さん、明日朝、ゴミ捨ての時にキョロキョロしてみてください!

そして枯れ草があったらもしかしたら霜柱があるかもしれませんよ!

是非!

あともうひとつ、曲と曲がリンクされていると気付いてくださっているのがうれしいポイントでした!

「大人になろうとしている僕がいる」の歌詞で、

「遠くのラジオで霜柱を踏む音が好きと言っている」とありますが

これは「りかの大冒険」が流れているってことなんです。

もうひとつあるんですよ。

「春ですね」の歌詞に

ラジオ誰かが歌ってる「春ですよ春ですよ」という歌詞があります。

おやすみ工房というユニット名ではじめて「春ですよ」を配信リリース「したあとに書いた歌詞で「春ですよ春ですよ~」とラジオで流れてたらいいなという希望的観測を切り取って使いました。

歌詞を考える時って、煮詰まると 何か使えるものないかな?ってよく考えるんです。そしてそれが見つかった時はそこから目の前がパーっと開けて歌詞が思い浮かんだりします。

もしかしたらまた曲がリンクしている作品が生まれるかもしれませんのでよーく聴いていてくださいね!

次の曲はわたしのチャチャを指示してくださっているものだと思い込んでいたら全然違っていて歌詞に登場するキャラクターに大注目されています!

♪母さんのミミとパンのミミ

歌詞  ドキンちゃん

岐阜県 田中勝博さん ありがとうございます。

この歌詞がスゴイとは言いません!

ドキンちゃんの名前だけですから。

しかしこの歌に出てくるってのが面白い!

たしかに食パンが好きなドキンちゃん!

スゴイ!

と言いながら本当は私は知らなかった。

どうしてドキンちゃん?

これが真実です!

それをどうやって知った?

ドキンちゃんの正体をどうやって知った?

ググりました!

すると!

「ドキンちゃんが食パンマンを好きな理由!いつからしょくぱんまんのことを好きだったの?」

というページを見つけて読みました。

するとドキンちゃんは食パンマンが好きだと言うこと!

そして片思いだと言うこと!

そして最後は、

「所詮パンと菌です」

「しょくぱんまんは食品でドキンちゃんはバイ菌なので

結ばれる事はないが、

叶わない恋をする事だってある」

いやあいろいろドキンちゃんのことを知りました。

私、68歳。

この歳になっておやすみ工房の歌のおかげでこんなに知識を広げました。

おかげで孫とのコミュニケーションにも役に立ちそうです!

おやすみ工房は深いと思いました。

ドキンちゃんというワードがここまで私を動かしました。

正直なところもっと感慨深い歌詞がたくさんあります。

しかし皆さんそういうことを書かれると思い私はドキンちゃんを選びました。

おやすみ工房にはパンにまつわる不可解な歌詞があります。

「パンがうなづいた」

一応ググりましたがGoogleでもこの歌詞には焦点が合わないようで。

「おやすみ工房とパンの関係」

何かありそうですね?

以下天埜

田中さん、いろいろとググってお勉強してくださったのですね!ありがとうございます。

まさかね、おやすみ工房の歌詞にドキンちゃんが出て来るなんて思いませんよね?

アンパンマンポータルサイトに行くとアンパンマンの歴史というページがあっていったいいつ生まれたのかなと調べてみると

1973年(昭和48年)に絵本が産まれて

1988年(平成元年)にテレビ放映が始まったようです。

アンパンマンって凄いですね!

アンパンマンには子育ての時大変お世話になったので木村さんの書いた歌詞にドキンちゃんが登場したとき面白いな~って思いました!

なぜ、ドキンちゃんが登場したか木村さんに聞いてみたら

やっぱり子育て中に知ったということで「ドキンちゃんが食パンが好きなんだ」と思っていたらただの食パンじゃなくて食パンマンがいて片思いだと小さい娘ちゃんに教えてもらったそうです

パパと娘ちゃんの思い出の欠片が詞に埋め込まれているなんて素敵ですね

田中さん「おやすみ工房とパンの関係」何かありそうですね?って書かれていますけど

どこかで聞いたような感じだと思ったら

「夜行列車と私の関係」という曲がありました!

次は

♪夜行列車と私の関係

歌詞  もし夜行列車が寝坊をしたらどこへ行くのだろう?

滋賀県  伊坂さん ありがとうございます。

この歌詞を聴いて、

「本当だなー?」

と素直に思った。

しかしそんなこと誰が考える?

こういうのがおやすみ工房にはたくさんあります。

中でもこの歌詞が大好きです。

そもそも夜行列車が寝坊する?

普通に言い変えれば、「夜行列車が遅延する」で終わってしまう。

それでは何も面白くない。

何も面白くないことをこうやって面白く思わせてくれるのがおやすみ工房。

寝坊をしたら行き先が変わるって発想?

こうやって私が言葉を拾って解説すれば面白くなくなるのだけど、今回は番組の特別企画と言うことであえて書かせて頂きます。

寝坊して行き先が変わる夜行列車を受け入れる世の中があってもいいじゃないですか!

私も、「ああ、夜行列車が寝坊したからこんなところに来てしまったよ!」

と言って笑える世界に住みたい。

そして仕方がないから

ここで楽しもうとなれば

どれほど楽しいか。

そして私はこの歌詞を参考にして

頭を巡らせた。

もし、

「夜行列車が慌てたら?」

「夜行列車が眠くなったら?」

私にとってはこの二つが精一杯ですが、この二つが思い浮かんだだけでとても楽しくなった。

声を出して笑った。

そして、

「そう、こうやって頭を巡らせるのは自由!もっと楽しもう!」

と思った。

私はも70歳。

こういう事を考えることが出来る頭があると気づいて嬉しくなった。

おやすみ工房はスタッフの戸倉氏に教えて頂いてずっと聴いています。

面白い歌詞がまだまだたくさんあります。

またこのような機会があれば書かせて頂きます。

寝坊するどころか無くなってしまった夜行列車。

情緒のない時代になりましたね。

以下天埜

本当ですね。

「もし夜行列車が寝坊をしたらどこへ行くのだろう?」だなんてね、遅延、もしくは運休ですよね。

この歌詞を描いた木村さんの頭はスタッフから「おもちゃ箱」と言われています。

「夜行列車と私の関係」はおもちゃ箱全開で作られたようですね!

木村さんは少年がそのまま大きくなったような人なのでこういう歌詞が書けるのではないかと推察しています。

この曲を選んでくださった伊坂さんは70才とのこと

寝坊して行き先が変わる夜行列車を受け入れる世の中があってもいいじゃないですか!

と書かれていますね。

それをうんうんと受け容れられるのが

歳を重ねた生き方なのではないかと思うのです。

●●でなければいけない

●●であるべき という考えを手放すことが出来たら

「ああ、夜行列車が寝坊したからこんなところに来てしまったよ!」となって

行き先を間違えられたら、じゃあここで楽しめることを探そう!ってなるんじゃないかな?

間違いを責めるのではなく

じゃぁどうする?って考えられたら怒りのパワーを使わなくていいし

頭を使うことになるし、何か見つけられたときの喜びは大きいのではないかな?なんて齢60を迎えて考えられるようになりました。

夜行列車をホームで見かけた時代が懐かしいです。

次の曲はこれまでのおやすみ工房にはなかったタイプの曲です。

♪ランドセル

ランドセルが大きく見えるのは一年生

ランドセルが小さく見えるのは六年生

京都府 中村聡子さん ありがとうございます。

この歌詞から子供たちが小学校に通っていた頃の思い出が湧き出てきた!

懐かしい思い出を振り返りながらこの曲を聴きました。

それより「つくしのツイート」という歌詞がとても嬉しいんです!

もしつくしがつぶやけるTwitterがあれば!

つくしだけでなく色んなものがつぶやけるTwitterがあったらいいなと思いました。

実は私、5年前まで絵本を描いていました。

 おやすみ工房の戸倉さんとはもう40年来のお付き合いをさせて頂いています。

戸倉さんに絵本を出版しようと何度も言われましたが、

結局しないままに絵本を描くこともやめてしまいました。

実は私が絵本を描き始めた頃、

「お花のささやき」って言う絵本を描きました。

まだまだ絵も定まらない、

言葉も定まらない頃だったので

作品と呼ぶのも気が引けます。

でも少し内容を言いますね。

歩いていてどこからともなく声が聞こえてくる。

そして周りを見たら

花が咲いている。

そして一輪の花が

私を見てうなづいてくれる。

こんな内容で

色んな花を選んで描きました。

そしてそしてなんと、

その絵本につくしも描きました!

それもあって

このつくしのツイートって言う言葉が

なにか懐かしく思えてずっと頭に残ったままです。

そうなんですね!

今の時代ならツイートですよね!

考えただけでも楽しくなります。

ちなみに私が描いた絵本ではこんなふうにささやきました。

「靴の紐が解けかけているよ!」

そして子供と目が合ってつくしがうなづく。

まあつぶやくではなくて

ささやくだったんですけどね。

そして今、昔描いた絵本を改めて見ています。

そして久しぶりに色鉛筆を出してつくしを描いてみました。

そのつくしのツイートは、

「もう一度描いたら!」

そうなんですね。

5年前に描くのをやめた絵。

久しぶりに描いたつくしが私を正直にさせてくれました。

さて、どうするか?

おやすみ工房、ありがとう!

以下天埜

聡子さんつくしを描いてくださったのですね

ありがとうございます。

絵本を書いていらっしゃったなんて凄いですね。

絵を描くって難しいですよね。

わたしはいろんなことが頭の中にはハッキリとイメージ出来るのですが

脳の回線がどこかでプツンと切れてしまっていて

頭の中のイメージを手で書くことができません。

聡子さんの絵本、お花がこどもにささやくストーリー

とっても優しい絵本だと感じています。

このおやすみ工房の曲がきっかけで色えんぴつを手にされたのですから

どうぞもう一度描いてください。

つくしが言っていますよ「もう一度描いたら!」

ランドセルをお聴きいただいて、ご自分の子供さんやお孫さんを思い浮かべていらっしゃるのではないでしょうか?

次の曲にはお兄ちゃんと小さな妹が登場します。

♪ちっちじゅ

歌詞 ピストル型もあったね

   浴衣の君は

   結い上げた柔らかい髪

   後れ毛かまだ幼い 背中には大きなちょう結び

この歌詞が見事に私のお祭りの思い出の光景を映し出してくれました。

私だけでしょうか?

娘と息子と行った色んなお祭りの光景が映し出されました。

あれから50年以上経った今、

娘と息子ではなく、歌詞に出てくる主人公は孫になっている現実。

ピストル型の花火は本当に懐かしい。

今でもあるのでしょうが、このように歌詞に出てくると思い出の映像がとても美しくなる。

結い上げた柔らかい髪。

コロナ禍で思うように会えない孫の顔が何度も浮かんだ。

後れ毛が幼い。

しかし子供は会わなかったら

どんどん大きくなって久しぶりに会うと抱いていたイメージが変わってしまってかける言葉もかけられなくなる。

大きなちょう結びも会った時には小さく見えることも。

しかし歌詞から描く自分の思い出の光景は変わらない。

いつまでもこの光景のようであって欲しいと願っているのでしょう。

歌詞は自分の理想?

自分の最も好きな思い出の光景を

映し出してくれるので良いですね。

難しいことを書くつもりではなかったのですがご理解頂けるでしょうか?

いざこうやって思ってることを書くと難しいなとつくづく思います。

だから歌詞は本当に凄いなと思います。

以下天埜

「チッチじゅ」

お聴きいただきました。

歌詞を選んで下さったのは

大阪府の美山さんです。

ありがとうございます。

この歌詞はわたしの思い出をそのまま書いたものです。

その曲を聴いていただいて思い出が重なったこととても嬉しいです。

そして時は主人公の子供が孫に代わっているってところ、まさにわたしも一緒です。

今のところ孫は男の子ばかりなのでいつかおおきな蝶むすびを結びたいと夢を見ています。

このお正月は大きくなったお孫さんに逢えたらいいですね。

そうそう、このちっちじゅには吉田拓郎さんの浴衣の君は~というエッセンスと

さだまさしさんの火玉がポトリと落ちてジュというエッセンスが加わっていることもお忘れなく!

さて、夏祭りから紅葉の季節に移ります

♪そう秋なのね

“恥ずかしがる葉は黄色の支度”

岡山県 高島陽子 ありがとうございます。

とても美しい表現ですね。

“恥ずかしがる葉”が秋の紅葉をあらわす。

あえて赤という言葉を使わずに、

その前に黄色くなる

その黄色を使い、

黄色くなり始めることを“支度”と言う言葉で表現する。

思わずメモしてしまいました。

こういう言葉がおやすみ工房には散らばっています。

「そう秋なのね」を聴いていて、

知らぬ間に訪れていた秋の歌なのだなと心をなびかせて聴いていたら、最後にこの、「恥ずかしがる葉は黄色の支度」と言う言葉が出て来て、なびいていた心がとても心地よく揺れました。

日本語って本当に素敵だなと思いました。

以下天埜

陽子さんありがとうございます。

この歌詞は木村さんがサラサラ~と書いてくれました。

いつもジャミジャミ声で喋っている人からこんな情緒的な歌詞が生まれるって不思議ですよね。

こういう言葉がおやすみ工房には散らばっていますとかかれていますがほかにはどんな歌詞だったのでしょう?

気になります!

わたしは高島陽子さんが書いてくださったこのコメント

知らぬ間に訪れていた秋の歌なのだなと心をなびかせて聴いていたら、最後にこの、「恥ずかしがる葉は黄色の支度」と言う言葉が出て来て、なびいていた心がとても心地よく揺れました。

というコメントを読んでわたしの心が奮えました。

お勉強させていただきました。ありがとうございます。

情緒溢れる曲の次はファンタジーの世界へどうぞ

♪綿菓子

歌詞 霧をつかみたい 霧をつかみたい

   つかめない つかめない

   霧の中 人さし指を回して巻き付けて

   綿菓子になあれ 綿菓子になあれ

みっちゃんばあちゃん 北海道札幌市 ありがとうございます。

この歌詞を聴いて素敵だなと思わない人は居ないでしょう。 

久しぶりに素晴らしい光景を観た感じだった。

私、もう20年近く俳句を詠んでいます。 

私が俳句を好きになったのは俳句を詠んでその景色を自分の言葉で残し、目に焼き付けられるからです。

そこには想像の世界も添えることが出来る。

想像の世界を

その見ている光景に重ねて

私の言葉で描く。

こういうことが大好きで、今では仲間で集って楽しんでいます。

しかしこの霧の中で人差し指を回して綿菓子になあれと言う光景。

俳句とか形式を飛び越えて素敵だなあと思いました。

景色に想像を重ねるとこんなにも素敵な光景が生まれるんですね!

この「綿菓子」を仲間に聴かせたら、やはりみんな私と同じく「いいですね素敵ですね」と言ってられました。

歌と巡り会い、こういう光景と巡り会うなど想像もしていませんでした。

そしてこの光景を実現させようと

会の面倒をみて下さっている若い方が

何かを考えてられます。

人を動かす光景。

私も娘にメッセージを送ってこの歌詞と歌を伝えました。

すると今度子供たちと霧の中でやってみる!

と返事が返ってきました。

日本語って歳を重ねたら重ねるほどに素敵な原語だと分かります。

古希を前に出会えたこの光景。

いつまでも私の中に刻まれるでしょう。

おやすみ工房の歌を聴いて歌詞を読んでいますが素敵な歌詞がたくさんありますよ!

この歌詞を読んで、私も字数の制限を取り外して歌詞にも挑戦したいと思いました。

おやすみ工房の熊谷さんに、

「おじいちゃんおばあちゃん工房」

やりましょう!

と言われています。

それもいいですね!

20年近くも俳句を嗜んでおられる方たちに「素敵な曲ですね」とおっしゃっていただけるのは嬉しいですね。

ありがとうございます。

霧の中で人差し指を回して綿菓子になあれと言う光景をやってみるとおっしゃるお嬢さんとお孫さんの存在も素敵です!

想像の世界をその見ている光景に重ねて私の言葉で描くことが好きとおっしゃる

みっちゃんばあちゃん

ぜひ、文字数にとらわれることなく描いてみてください。

「おじいちゃんおばあちゃん工房」やってみてください。

クマガイさんがきっと形にしてくださいますよ!

次にお届けする曲は2022年の下半期にリスナーさんからいただいたプレイリストを集計してトップに輝いた作品です。

今はプレイリストの受付はストップしているのですが、沢山の方のプレイリストに出演者もスタッフも刺激を受けています。

こんな感じで受取ってくださっているんだ、聴いていただいているという実感を感じられてとても励みになっています。

ありがとうございます。

それでは2022年下半期第一位の曲は

♪もうすぐ電車が鉄橋を渡る

この曲を選んでくださったのは

東京都のタカナシさんです。ありがとうございます。

歌詞は “この電車はどこへ行くのだろう”

※この電車はどこへ行くのだろう?

この素朴な質問が今の時代にはあるのだろうか?

走っている長距離列車は全て新幹線になり、その新幹線がどこへ行くなど思うことがあるだろうか?

5分おきに走っている新幹線。

昔は在来線の長距離列車に目を奪われた。

特に夜行列車。

一晩かけて九州へ行く。

それも夕方から夜にかけて東京駅を発車する。

その列車を見る度に、

「どこへ行くのだろう?」

「長崎!鹿児島!」

などと思いながら旅に憧れた。

この歌を聴いてこのような昔の光景を思い出した。

列車、電車を見て「どこへ行くのだろう?」と言う疑問。

これってあった方が

いいのでは ないのだろうかと思う。

夢、ロマンがある。

新幹線が5分おきに

東京駅を出発する光景を見て

夢、ロマンが消えてしまったように思う。

先日、出張で名古屋へ行く際、時刻表も見ないで東京へ。

そして待つことなく新幹線に乗れる。

地下鉄に乗るような感覚で名古屋に行ける。

便利と言えばそれだけで終わるが、

この便利さ、

人にとっては大きなものを

失ってしまったように思います。

このままどんどん世の中が便利になっていいのだろうか?

この歌のように電車を見て夢を描く子供たちがこれからも居続けてくれる事を願います。

夢を描く子供達、居続けて欲しいですね。

タカナシさんが仰っているように長距離列車が全て新幹線に変わるってとっても寂しいですね。

まさにわたしの暮らしの中でもそれが近付いてきています。

北陸新幹線が大阪まで延びるとサンダーバードは無くなってしまいますよね。

サンダーバードはその昔「雷鳥」だったことをどれだけの人が知ってるのでしょうか?

実は高校の修学旅行が神戸駅から雷鳥に乗るという北陸の旅でした。

懐かしい特急列車「雷鳥」の思い出です。

わたしがまだOLだった頃、通勤で使っていた駅にブルートレインが止まっていて

どこに行くのかな?

とりあえず飛び乗ってあとで切符とか買えるかななんて考えたことが何度もあります。

駅ってドラマがありますよね。

木村さんの駅のドラマ聴いてみたいですね。

♪Life Is What You Make It

歌詞「私が私に予約を入れる」

北海道 湯浅さん ありがとうございます。

この歌詞が私の二重人格を肯定してくれた!

そうなんです。

私は二重人格だとつくづく思って過ごしています。

その二重人格のもう一人?

いや、どちらが本当の私か分からないのですが、二重人格ならそのもう一人の私と上手にお付き合いすればいいのです。

この歌詞のように、

「私が私に予約を入れる」

否定しながら二重人格で過ごすのではなく、この二重人格の二人と手を繋いで過ごす。

この歌詞が何か大きなヒントを与えてくれました。

それは言い換えれば「ごっこ」する。

ではないでしょうか。

自分と自分で「ごっこ」する。

ここまで読み返して私も相当病んでいると思いましたが、なかなか自分を肯定してあげることは出来ません。

これでいいのか?

いつも疑心暗鬼になり、気がつけばもう一人の自分を作ってしまう。

そしてその自分を見て二重人格だと思う。

書いていて大変な世界に行きそうなのでここで止めます。

この歌詞のようにもう一人の自分と楽しく向き合えば

もっと自分と言う人間を

楽しく見れることが出来るのではないのかな。

私はもうすぐ古希。

遊び心もなく、教師という立場でたくさんの生徒と向き合って来ましたが、歳を重ねて自分とは何だったんだと思う事が多々あります。

この歌詞で、この歳になり、遊び心の無い翁の前が開けました。

しかしこの曲の歌詞の内容とは全く違ったことを書いてしまいました。

申し訳ありません。

他のおやすみ工房の曲もしっかり聴かせて頂いています。

湯浅さん、ありがとうございます。

いただいたコメント、二重人格を肯定してくれた ということから

なんだか木村さんが時々話している感じなのかな?とピンときたので

湯浅さんのコメントを木村さんに読んでもらって木村さんからコメントをもらいました。読みますね。

自分から生み出したものに対しては出来上がった後に必ず自分の中に第三者が生まれて不安をあたえる。

本当にそれでいいのか?

まだまだ考えるところあるんじゃない?

自分の作品に完成ってのはやはり無いようだ。

作れば作るほどに分かる。

そして作れば作るほど自分の中に不安を与えるもう1人の自分が生まれる。

自分なんて何人いるか分からない。

そのもう一人の自分とどう付き合えばいいか?

付き合うと言うよりこちらからアタマを下げて、

「まあいいじゃないですか。じゃあちょっとこれ一緒に考えてみませんか?

力を貸してください!よろしく!」

と言ってこちらから近寄る。

このもう一人の自分、こちらが逃げたら逃げるほど責めて不安を与えてくる。

だからこちらから、

「お願いします!よろしく!」

と言って共存するしかない。

それがこの歌詞。

自分に自分の予約を入れる。

まあ一緒に仲良くやりましょう!

という意味もある。

相手は絶対に逃げないんだから!

以上、木村さんの言葉です。

今回参加してくださった皆様ありがとうございます。

2022年おやすみ工房をお聴きくださりありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様良いお年をお迎えください。

(時間があれば…天埜編)

ありがとうございます。

この曲は木村さんとわたしから、みやりかさんと和奏ちゃんに贈った曲でもあるのですが

木村さんもわたしも還暦を過ぎていて、酸いも甘いも噛み分けてきています。

かたやみやりかさんと和奏ちゃんはまだまだこれからいろんなことを経験する年齢。

何かをする時に迷うこともあると思います。

でも決めるのは自分。

自分で自分と相談しながら前に進んで行くってことですかね。

目の前にある分かれ道、右に行くか左に行くか

本当に迷ったことがあります。

その時に選んだ道は自分が進むべく道。

だからその先で困難が待ち受けていたとしても自分の力で乗り越えられる。

もし右か左を誰かにゆだねていたら…

目の前の困難を誰かのせいにしてしまうと今のわたしは思っています。

みやりかさんや和奏ちゃんには

自分を信じて素敵な人生を歩んで欲しいと願っています。

「言葉で読み解く見えるおやすみ工房」

いかがでしたか?

参加してくださった皆様、

最後までお聴きくださったリスナーの皆様

ありがとうございました。

2023年が皆様にとって素敵な1年になりますように願っていまさす。

良いお年をお迎えください。

☆☆☆☆☆最後まで読んでいただきありがとうございます☆☆☆☆☆

更新当初、原本そのままでしたので変な文章でしたので若干加筆しています。

時間の都合でオンエアではかなり省略して読みすすめました。

オンエアとは違う台本ですが天埜がひとりで番組をすすめる時はこのような原稿をもとにお喋りしています。

2023年おやすみ工房は進化します!

これからも引き続きよろしくお願いします。

天埜めぐみ

コメント

タイトルとURLをコピーしました